翡翠の価値

翡翠とはどんな石、このようなことをパートナーや知り合いなどから聞かれたときちゃんと答えることができる人はそれほど多くはないのではないでしょうか。このように聞かれたときには、「古来東洋ではあらゆる成功および繁盛をもたらすと信じられてきた富と権力の象徴ともいえる宝石」と、このように答えれば翡翠が持つ魅力を含めて伝えることができます。ただ、翡翠とはどんな石など宝石そのもの特長などを尋ねられたときには、硬玉のジェダイトと軟玉のネフライトの2種類があるなどのような説明を加えてあげることで翡翠のことをある程度知っている人、このように感じさせることもできるのではないでしょうか。

翡翠は、美しいピンクと緑を持つ鳥の一種「かわせみ」を連想させることから中国では翡翠玉と呼ばれ、その名称が日本に伝わったとされます。ダイヤモンドなどのような豪華な輝きを持つ宝石が好まれる欧米などでは、翡翠は宝石として認めて貰えないこともあるとか、そのため分類などが大雑把になりがちです。翡翠は英語ではジェードの意味になるのですが、これは硬玉(ジェダイト)と軟玉(ネフライト)の名称だけでなく、緑色の石にもこのような名称が使用されます。そのため、ジェードの前に別の名称が付いた宝石が販売されていることも多いのですが、日本人が考える本翡翠ではなく別物のケースが多いので注意が必要です。

産地 

ミャンマーは、最も高品質な翡翠の産地として有名なのですが、ミャンマー産のものは18世紀に発見されてから世界の約9割の産出量があるといわれており、主要産地はミャンマー以外にも南米のグアテマラと日本の糸魚川が世界三大産地とされます。我が国日本の中でも算出があるのは意外、このように感じる人も多いかと思われますが世界三大産地といってもその大半はミャンマーになるわけですから日本産のものは高価であり手が出せないものが多いのではないでしょうか。

中国は世界の中でも最も人気が高い国とされるのですが、中国の中では硬玉の採取が行われないため、中国産翡翠などの表記になりこのような表記になるものは軟玉です。ちなみに、処理の程度にA~Cの3つの等級に区分が行われるのですが、これは翡翠(ヒスイ)の価値と見分け方を覚える上での基本になります。A質と呼ばれるものは、加工や研磨だけが施されていて他の処理が行われていない天然物であり本物です。B質は、樹脂に浸したものや漂白剤で処理が行われた処理石、そしてC質は染色処理が行われた人工物です。この中でも、天然翡翠であり宝石などでの価値を持つものはA質のみです。

ジェダイト

硬玉とも呼ばれるジェイダイトの場合、研磨作業のときに表面に光沢を出す目的でワックス加工が施されるのですが、ワックス可能自体は価値を下げる要因になりません。B質やC質も分類としては翡翠に含まれるものですが、自然のものではないので宝石としての価値は低く安価ものの大半はB質およびC質のいずれかと考えて良いでしょう。

翡翠の透明度

透明度は、宝石の価値を大きく左右する要素になりますが、透明度が高いものほど評価が上がります。透明度が高いと同時に全体的に緑が深いものは極めて稀なものであり希少価値が非常に高いものです。透明度が高いものは、雨粒のようなきらきらと光を反射した緑をより美しく魅せる、逆に低いものは濁ったような色合いとなり光を通さないので乾燥したようなイメージを与えます。ちなみに、透明度が高い最高級品は、新聞の上に置いたとき下の文字が透けて読むことができるもしくはインペリアルジェードなどと呼ばれるもので、超高額で取引されることも珍しくありません。

ヒスイの用途と違い

ヒスイの用途と違いですが、翡翠は宝石として利用されているのですが、ヒスイ輝石は研磨が行われて美しく仕上げが行われています。原石は不透明な状態などからも、研磨工程での仕上がりのイメージが難しい宝石とされます。これは、原石を見ただけではどのくらい美しい表目になるのか分からない、このようなことからも原石の段階での価格評価が行われることは稀なようです。軟玉(ネフライト)は、彫刻などの装飾が行われることが多いのですが、古代中国において竜の形に削り出されたものなど詳細な細工が施された作品が多いのが特徴で、これらの工芸品は現在でも生産が行われていて中国各地で購入することが可能です。ヨーロッパ諸国などでは、杯や斧などの日用品で使用されることも少なくありません。

翡翠(ヒスイ)の価値と見分け方

翡翠はキツネ石などのように呼ばれることもありますが、キツネ石の語源は本物を見極めるのが難しいなどの意味であり、これに由来するものです。採取しようとしたとき類似した石を取ってしまうケースが多い、中でも研磨していない状態では他の石と見分けることは困難です。ジェダイトかネフライトを見分けるときには、石に光を当てることで光に照らされた石の繊維の交差具合に違いがあるので見分けることができるわけです。研磨の程度と表目の透明度などで確認するのも品質が良いものを選ぶときのポイントになりますが、価値が高いものは石の向こう側が透けて見えるなどの特徴を持ちます。

翡翠を買取業者に高く売るには

不要になった翡翠の指輪だとしても高く売りたいですよね。金やプラチナの素材ごとに相場が異なりますが、査定を行う際に重視するポイントは一般的な宝石・ジュエリーを査定する際と同じ条件です。

付属品一式を揃える

ブランドジュエリーの付属品には専用箱と証明書があります。本来あるはずの付属品が揃っていないと高値が望めません。鑑別書も貰っているのであれば、より正確な査定が望めます。査定の際には一緒に見てもらいましょう。

複数の業者に査定をしてもらい金額を比較する

宝石・ジュエリーを売る際には必ず複数の業者に見てもらうようにしましょう。1社のみでは高いのか安いのかが分かりません。また、2~3社では相場が分かる程度です。理想は5社以上で比較です。5社以上の買取り価格を比較すれば相場の上限がイメージできます。時間と労力を費やしますが最も高い金額に辿り着くことができます。高く売りたい人は実行してみてください。

まとめて売る

長期でご使用されていないジュエリーがあればまとめて売却をしましょう。複数のジュエリーは、単品で売却をするよりも買取り交渉がしやすくなります。

資格保有者が在籍する店舗で見てもらう

買取り専門店には宝石の鑑定士が在籍する店舗が存在します。世界的な権威の一つであるGIA(米国宝石学会)G.G.が有名です。G.G.資格保有者なら適切な査定をしてくれます。損でもなく得でもなく、適正な査定を希望するのでしたら鑑定士の資格を保有する者に見てもらいましょう。

金額を比較するなら一括査定がおすすめ

複数の業者に見てもらいたいけど時間がない。そもそも近所に5件以上の買取り店がない。GIA(米国宝石学会)G.G.資格保有者が在籍する店舗がない…。そんな悩みを一気に解決できるのは一括査定です。一括査定サービスには自分自身で複数の業者と交渉を行うタイプと仲介業者が窓口になって交渉もお任せするタイプの2種類あり、どちらも無料で利用できます。

自分で交渉を行う一括査定サービス

売りたい商品を一括査定サイトに商品画像を登録すると買取り業者から連絡が入る仕組みです。一度の登録で多くの業者へ個人情報が行き渡る不安がありますが、登録から価格交渉までをご自身で行いますので商品知識と交渉力に自信がある方におすすめです。ただし、10社から20社ほどの業者から連絡が入るため何度も同じ説明をするため応対の煩わしさを感じる方もいらっしゃいます。また、実物を拝見しないと確実な金額が出せないデメリットがあります。そのため正確な買取り金額を知りたい場合には店舗へ出向くか買取り業者に自宅まで来てもらう必要があり、時間に余裕がない方には不向きかもしれません。

仲介業者が窓口一つで交渉を完結する一括査定サービス

売りたい商品を一括査定会社へ商品を持参または配送をして、買取り業者が実物をみて査定金額を算出する仕組みです。お客様がやり取りするのは窓口となる仲介役だけなので複数の業者と対応する煩わしさを感じることがなく、個人情報が業者へ行き渡る心配もありません。価格交渉も仲介役が行いますので商品知識と交渉力は一般の方と比較にならないくらい長けています。唯一のデメリットは、時間がかかることです。確実な金額を算出するために実物をみる必要があり、複数の業者が査定を終えるまで数日が必要です。そのため換金をお急ぎの方には不向きかもしれませんが交渉力に不安がる方や高額で売りたい人にはおすすめのサービスです。

一括査定おすすめ業者

店舗に資格保有者が在籍して一括査定サービスを受けているのが「査定の名人」です。

査定の名人にはGIA(米国宝石学会)G.G.資格保有者が在籍し、10社の買取業者と買取りの交渉も行います。宝石学のプロフェッショナルがお客様に代わって交渉しますので、買い叩かれたりする心配がありません。買取り業者の査定担当者よりも知識が豊富なのでとても安心できます。また、査定の名人では宝石全般およびブランドバッグと時計も扱っているのでまとめて依頼できます。配送料や査定手数料も無料でお客様のご負担は一切ありません。詳しくは「査定の名人ホームページ」をご覧ください。

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