翡翠は日本では古くから貴重な宝石と親しまれており、様々な場面で活躍するものとなっていますが、その詳しい特徴や意味を知っている人は多くはありません。その翡翠の特徴、意味を解説する文献やサイトなども意外と少ないため、なかなかこれらの知識を得る事は難しい場合も多いものです。
翡翠は日本の国石に2016年に認定されており、国内でも糸魚川周辺では古くから採取できることで有名です。しかし世界的にも様々な地域で採集されており、多くの国で美しいものと注目されているのが実態です。しかしその美しさ故、模造品も多い為にその見分け方を知っておくことも良い方法となります。
価値ある翡翠の見分け方
価値ある翡翠の見分け方は、光を当てるのが最もわかりやすい方法です。天然のものは、光を当てると色の濃淡や中に含まれているものが見えるのですが、人工のものはこれがありません。このような複雑な光を放つものが、天然の価値あるものとなっています。
翡翠の色
翡翠の色は一般的には緑色が有名ですが、実際にはその他にも透明度の高いアイスジェダイトや、薄紫のものや黒なども存在しており、それぞれ成分が異なることから色の違いを楽しむこともできます。特に赤やオレンジのものは鉄分が多いミャンマー地域で取れるものとなっており、珍しく高価なものとなっています。
透明度・キズ・色ムラ
翡翠は透明度・キズ・色ムラなどでその価値が変わるものとなっていますが、逆に種類によってはこれらがあった方が価値が高いと言うこともあるので注意が必要です。それは、翡翠とはどんな石かを理解することでわかるものですが、古来から世界各国で出席の石と注目されるものとなっており、様々なご利益があることから多くの国でお守りに利用されることも多くなっているのが特徴です。災難から身を守ると言う一般的なもののほか、心の平安を得ると言う意味合いもあります。多くのパワーストーンには様々なご利益があると言われることが多いのですが、これは金銭的な利益であったり、物理的な効果と言うケースが少なくありません。翡翠は精神的な部分を重要視することが多く、心の平安を得ることで様々な物事を冷静に判断し、これが自分にとって幸せを導くと言われることが多いものです。
翡翠の産地
翡翠の産地は世界各国に散らばっており、日本でも採取することができることから、古くから親しまれているのも特徴となっています。縄文時代から様々な目的で利用されてきたと言う記録もあり、日本人にとっても縁の深いものとなっています。
翡翠の意味や石言葉
翡翠の意味や石言葉は、繁栄や長寿、幸福や安定などといった精神的なものが多いのが特徴です。中国でも同じように重宝され、特に中国では5つの徳を備えたものと注目されており、歴代の権力者に好まれてきたものとなっているのがポイントです。
またパワーストーンとしても注目されており、石言葉にもあるように災難から身を守るといった意味を含んでいることから、お守りに利用されることが多くなっています。パワーストーンの自分に力を与える効果と、お守りの効果から様々なご利益があると普段から身に付ける人が多いのも特徴です。
ジェダイトとネフライトの見分け
翡翠には大きく分けて2つの種類があり、その2つであるジェダイトとネフライトの見分け方は全体に透明感が高く異物が少ないジェダイトと、様々な異物が混入していることが多いネフライトと言う点で見た目にも見分けをつけることができます。
実際には宝石で利用されるのはジェダイトであり、ネフライトはその価値が非常に低いものとなっているのが特徴です。ジェダイトは翡翠の成分を多く含んでおり、様々な色のバリエーションがありますがネフライトは緑色や黒が中心であり、その他の色は存在していません。成分が異なることから、その色合いや透明度なども異なるため、価値が大きく違うのがポイントとなっています。
最高品質の翡翠、琅玕について
翡翠の中でも最高品質の翡翠、琅玕については、様々なところで話題になることが多いものです。海外ではインペリアルジェイドと呼ばれることもあり、鮮やかで深い緑色で非常に透明度が高く、ガラスのようなツヤを持っているのがポイントです。一般的に翡翠は多くの不純物が混じっているため、なかなか透明度が高いものを見つけることが難しいものですが、琅玕は曇り1つない透明度が特徴であり、そのためなかなか見つけることができないことから、最高級の翡翠と呼ばれることが多いものとなっています。
翡翠のランク
翡翠のランクは、一般的にはA貨、B貨及びC貨とランク付けされており、それぞれ研磨や加工だけを施した天然のもの、樹脂に浸したり漂白等の処理をしたもの、そして染色処理してあるものとなっています。この中で翡翠として価値が高いのはA貨だけで、その他のものは宝石とは扱われていないのが一般的です。
翡翠は比較的身近な宝石と言われることも多いのですが、実際には非常に奥が深く様々なものがあります。これを知っておくことで宝石の見分け方を効果的に知ることができると同時に、様々な場所で生かすことができるのがポイントとなっています。
翡翠を買取業者に高く売るには
不要になった翡翠の指輪だとしても高く売りたいですよね。金やプラチナの素材ごとに相場が異なりますが、査定を行う際に重視するポイントは一般的な宝石・ジュエリーを査定する際と同じ条件です。
付属品一式を揃える
ブランドジュエリーの付属品には専用箱と証明書があります。本来あるはずの付属品が揃っていないと高値が望めません。鑑別書も貰っているのであれば、より正確な査定が望めます。査定の際には一緒に見てもらいましょう。
複数の業者に査定をしてもらい金額を比較する
宝石・ジュエリーを売る際には必ず複数の業者に見てもらうようにしましょう。１社のみでは高いのか安いのかが分かりません。また、２～３社では相場が分かる程度です。理想は５社以上で比較です。5社以上の買取り価格を比較すれば相場の上限がイメージできます。時間と労力を費やしますが最も高い金額に辿り着くことができます。高く売りたい人は実行してみてください。
まとめて売る
長期でご使用されていないジュエリーがあればまとめて売却をしましょう。複数のジュエリーは、単品で売却をするよりも買取り交渉がしやすくなります。
資格保有者が在籍する店舗で見てもらう
買取り専門店には宝石の鑑定士が在籍する店舗が存在します。世界的な権威の一つであるGIA（米国宝石学会）G.G.が有名です。G.G.資格保有者なら適切な査定をしてくれます。損でもなく得でもなく、適正な査定を希望するのでしたら鑑定士の資格を保有する者に見てもらいましょう。
金額を比較するなら一括査定がおすすめ
複数の業者に見てもらいたいけど時間がない。そもそも近所に5件以上の買取り店がない。GIA（米国宝石学会）G.G.資格保有者が在籍する店舗がない…。そんな悩みを一気に解決できるのは一括査定です。一括査定サービスには自分自身で複数の業者と交渉を行うタイプと仲介業者が窓口になって交渉もお任せするタイプの２種類あり、どちらも無料で利用できます。
自分で交渉を行う一括査定サービス
売りたい商品を一括査定サイトに商品画像を登録すると買取り業者から連絡が入る仕組みです。一度の登録で多くの業者へ個人情報が行き渡る不安がありますが、登録から価格交渉までをご自身で行いますので商品知識と交渉力に自信がある方におすすめです。ただし、10社から20社ほどの業者から連絡が入るため何度も同じ説明をするため応対の煩わしさを感じる方もいらっしゃいます。また、実物を拝見しないと確実な金額が出せないデメリットがあります。そのため正確な買取り金額を知りたい場合には店舗へ出向くか買取り業者に自宅まで来てもらう必要があり、時間に余裕がない方には不向きかもしれません。
仲介業者が窓口一つで交渉を完結する一括査定サービス
売りたい商品を一括査定会社へ商品を持参または配送をして、買取り業者が実物をみて査定金額を算出する仕組みです。お客様がやり取りするのは窓口となる仲介役だけなので複数の業者と対応する煩わしさを感じることがなく、個人情報が業者へ行き渡る心配もありません。価格交渉も仲介役が行いますので商品知識と交渉力は一般の方と比較にならないくらい長けています。唯一のデメリットは、時間がかかることです。確実な金額を算出するために実物をみる必要があり、複数の業者が査定を終えるまで数日が必要です。そのため換金をお急ぎの方には不向きかもしれませんが交渉力に不安がる方や高額で売りたい人にはおすすめのサービスです。
一括査定おすすめ業者
店舗に資格保有者が在籍して一括査定サービスを受けているのが「査定の名人」です。
査定の名人にはGIA（米国宝石学会）G.G.資格保有者が在籍し、10社の買取業者と買取りの交渉も行います。宝石学のプロフェッショナルがお客様に代わって交渉しますので、買い叩かれたりする心配がありません。買取り業者の査定担当者よりも知識が豊富なのでとても安心できます。また、査定の名人では宝石全般およびブランドバッグと時計も扱っているのでまとめて依頼できます。配送料や査定手数料も無料でお客様のご負担は一切ありません。詳しくは「査定の名人ホームページ」をご覧ください。
