エメラルドの指輪を普段使いする際の注意点とお手入れのやり方   

エメラルドの指輪を普段使いする

希代の美女と言い立てられていたクレオパトラが惹き付けられ、愛用されたエメラルド。神秘的で深い緑色の宝石は、高雅な風格多くの人々が心を虜にされてきたでしょう。

しかしエメラルドにはインクルージョン(内包物)のないものは存在しないというぐらい内包物が付き物で、数ある宝石のなかでも特にインクルージョンが多い石です。

そのためインクルージョンの亀裂によって割れることもあるので普段使い用のジュエリーとしては丁寧に扱う必要があります。

そのような特長があるエメラルドを指輪で普段使いにするとなると、どのような事にケアをしなくてはならないのか、エメラルドの指輪を普段使いにする際の注意点がいくつかありますので参考にしてください。

衝撃に弱い

日常的に身につける指輪は、耐久性に優れたものが理想です。宝石がついていない指輪なら地金なので気を遣うことはありませんが、宝石がつている指輪は石が破損しないように注意を払う必要があります。宝石がついた指輪は自宅よりも外出の機会に着用することがほとんどです。気づかいなうちに壁やテーブルのような硬い物にぶつけていたりした事がある方もいるでしょう。そのような普段使いにおいて、エメラルドのモース硬度は7.5から8と、貴石のなかでも硬いほうに分類されます。しかし、靭性は5~5.5で内包物が多いために割れやすくてキズつきやすい特長があるのです。

内包物があるのが天然エメラルドの証し

エメラルドには内包物やフラクチャー(割れ目)を肉眼で確認ができるものが多いです。良い意味で天然石である証しにもなります。一方で、内包物がないものは人工石の可能性を疑います。

エメラルドのフラクチャーは表面に達するものがあります。フラクチャーは、衝撃でさらに深くなることがあり、見た目にもよくありません。そのためクラリティを向上させる目的でオイルやワックス、人口樹脂などを充填します。これらの物質で処理する目的は、エメラルドのインクルージョンを目立たなくし価値を上げることです。

多様化するエメラルドのリング

エメラルドの指輪といえば宝石の中でも高級なイメージがあります。ハイジュエリーに使われるエメラルドには大きめのカラットで色も申し分ないです。また、ファッション性のあるカジュアルな指輪も存在し、そのような指輪にはカラットが小さくて薄い色のエメラルドが使われています。市場価格では数万円から数百万円クラスのものまで幅が広いです。5月の誕生石がエメラルドなので、普段用に使いたい人もいるでしょう。そのような用途にはカジュアルで低価格帯なものでも良いかもしれません。一方で婚約指輪のような意味合いの場合にはダイヤモンドと相応のお値段のものを選ぶと良いでしょう。では、

好きな色

エメラルドの色といえば緑色です。一言で緑色とは言え、濃い緑色や青味の強い緑色、黄色が強い黄緑色など緑色の幅があります。また色の濃淡や明るさでも様々な違いがあります。ご自身で素敵と思える好みの色合いで選びましょう。

エメラルドの色合いによって指輪全体の印象が変わる

薄い色のエメラルドグリーンは爽やかな印象を与えます。春になると見れる新緑のような緑色は、年齢を気にせずに使いやすい色味です。また、濃い緑色は穏やかな印象で上品な服装にも合わせやすいでしょう。

インクルージョンが少ないエメラルドを選ぶ

ほとんどのエメラルドにはインクルージョン(内包物)が肉眼で確認できます。これは、エメラルドの原石が作られる過程で生まれます。とは言えインクルージョンが少ないエメラルドが存在するのも事実です。カジュアルに使用するための指輪でしたら多少のインクルージョンがあっても気にならないと思いますが、婚約指輪のような記念の用途でしたらインクルージョンが少なく目立たないもの、もしくは肉眼ではインクルージョンが見えにくいエメラルドを選ぶと良いでしょう。

エメラルドの取り扱い方

ヨーロッパでは、エメラルドのような高価な宝石は世代を超えて受け継いでいくことが文化として根付いています。SDG’sの観点からも非常に良い文化です。普段のお手入れや取り扱い方、保管方法次第で良い状態を保つように心掛けたいですね。

ご家庭でできるお手入れ

ご使用後のお手入れは、指輪を外した後に乾いたやわらかい布で拭きます。汚れが取れない時は、ぬるま湯に中性洗剤や石鹸水を混ぜた液体を使用します。歯ブラシのような毛先が柔らかいものを使って、指先では届かない部分を優しく当てます。汚れが落ちたら真水ですすぎ水分を拭き取ってください。この時には硬い布ではなく柔らかい布を使用してください。あとは自然に乾くのを待つだけです。注意をしたいのは、宝石店にあるような超音波洗浄器は使用しないでください。細かい振動でエメラルドのインクルージョンに亀裂が生じたり、またオイル処理にも影響がありますので気を付けましょう。

エメラルドを買取業者に高く売るには

不要になったエメラルドの指輪だとしても高く売りたいですよね。金やプラチナの素材ごとに相場が異なりますが、査定を行う際に重視するポイントは一般的な宝石・ジュエリーを査定する際と同じ条件です。

付属品一式を揃える

ブランドジュエリーの付属品には専用箱と証明書があります。本来あるはずの付属品が揃っていないと高値が望めません。鑑別書も貰っているのであれば、より正確な査定が望めます。査定の際には一緒に見てもらいましょう。

複数の業者に査定をしてもらい金額を比較する

宝石・ジュエリーを売る際には必ず複数の業者に見てもらうようにしましょう。1社のみでは高いのか安いのかが分かりません。また、2~3社では相場が分かる程度です。理想は5社以上で比較です。5社以上の買取り価格を比較すれば相場の上限がイメージできます。時間と労力を費やしますが最も高い金額に辿り着くことができます。高く売りたい人は実行してみてください。

まとめて売る

長期でご使用されていないジュエリーがあればまとめて売却をしましょう。複数のジュエリーは、単品で売却をするよりも買取り交渉がしやすくなります。

資格保有者が在籍する店舗で見てもらう

買取り専門店には宝石の鑑定士が在籍する店舗が存在します。世界的な権威の一つであるGIA(米国宝石学会)G.G.が有名です。G.G.資格保有者なら適切な査定をしてくれます。損でもなく得でもなく、適正な査定を希望するのでしたら鑑定士の資格を保有する者に見てもらいましょう。

金額を比較するなら一括査定がおすすめ

複数の業者に見てもらいたいけど時間がない。そもそも近所に5件以上の買取り店がない。GIA(米国宝石学会)G.G.資格保有者が在籍する店舗がない…。そんな悩みを一気に解決できるのは一括査定です。一括査定サービスには自分自身で複数の業者と交渉を行うタイプと仲介業者が窓口になって交渉もお任せするタイプの2種類あり、どちらも無料で利用できます。

自分で交渉を行う一括査定サービス

売りたい商品を一括査定サイトに商品画像を登録すると買取り業者から連絡が入る仕組みです。一度の登録で多くの業者へ個人情報が行き渡る不安がありますが、登録から価格交渉までをご自身で行いますので商品知識と交渉力に自信がある方におすすめです。ただし、10社から20社ほどの業者から連絡が入るため何度も同じ説明をするため応対の煩わしさを感じる方もいらっしゃいます。また、実物を拝見しないと確実な金額が出せないデメリットがあります。そのため正確な買取り金額を知りたい場合には店舗へ出向くか買取り業者に自宅まで来てもらう必要があり、時間に余裕がない方には不向きかもしれません。

仲介業者が窓口一つで交渉を完結する一括査定サービス

売りたい商品を一括査定会社へ商品を持参または配送をして、買取り業者が実物をみて査定金額を算出する仕組みです。お客様がやり取りするのは窓口となる仲介役だけなので複数の業者と対応する煩わしさを感じることがなく、個人情報が業者へ行き渡る心配もありません。価格交渉も仲介役が行いますので商品知識と交渉力は一般の方と比較にならないくらい長けています。唯一のデメリットは、時間がかかることです。確実な金額を算出するために実物をみる必要があり、複数の業者が査定を終えるまで数日が必要です。そのため換金をお急ぎの方には不向きかもしれませんが交渉力に不安がる方や高額で売りたい人にはおすすめのサービスです。

一括査定おすすめ業者

店舗に資格保有者が在籍して一括査定サービスを受けているのが「査定の名人」です。

査定の名人にはGIA(米国宝石学会)G.G.資格保有者が在籍し、10社の買取業者と買取りの交渉も行います。宝石学のプロフェッショナルがお客様に代わって交渉しますので、買い叩かれたりする心配がありません。買取り業者の査定担当者よりも知識が豊富なのでとても安心できます。また、査定の名人では宝石全般およびブランドバッグと時計も扱っているのでまとめて依頼できます。配送料や査定手数料も無料でお客様のご負担は一切ありません。詳しくは「査定の名人ホームページ」をご覧ください。

その他の一括査定サービス

ご自身で交渉を行いたい方には【おいくら】がおすすめです。商品情報とお客様情報を登録して買取業者からの連絡を待つだけです。複数の業者から連絡が入る可能性がありますので、交渉に煩わしさを感じない方ならトライしてみても良いかもしれません。

全国対応!最大20社の買取価格の比較なら【おいくら】

いずれも無料で利用出来る便利なサービスです。お客様のご都合に合わせて利用してみて下さい。

1件のコメント

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です