ヴァンクリーフの値上げ

2023年に入り原材料の高騰や円安が理由で、ハイブランドでは値上げが続いています。世の女性に圧倒的な人気を集めているヴァンクリーフ&アーペルでも約10%の値上げをした事は、記憶に新しいですね。

どんどん手の届かない存在になってしまう一方で、万人が持つことのできないというのは、ブランドバリューがより顕著になっていくことでしょう。

ヴァンクリーフ&アーペルの値上げのタイミング

ヴァンクリーフ&アーペルのアルハンブラコレクションは、女性に絶大な人気を誇っています。スモール、ミディアム、ラージのサイズ展開と、異なる宝石を用意しバリュエーションが豊富です。もちろん、デザインがシンプルなため、女性なら誰しも一度は身に付けてみたいと思う可愛らしいデザインです。

コロナ禍以前では、複数の商品を比較することができましたが、近年では、実物を見ることすら困難な場合もあり品薄状態が長期間で続くこともあります。

実は、ヴァンクリーフ&アーペルでは、一年足らずで複数回の価格改定を行っています。 

このスパンだけで考えると、社会情勢にも左右されますが、2023年内に再度値上げをする可能性があるかもしれません。

ヴァンクリーフ&アーペルの値上げの理由

昨今、値上げを施行した際の理由ですが、ウクライナとロシアとの争いを発端とした世界的な情勢、原材料費や生産コスト、世界的な人件費が上昇していることが挙げられます。その影響で為替が円安ユーロ高であることです。輸送コストも、人件費高も、ウクライナ情勢も全てが影響しています。さらにジュエリーの素材に使用する、金やプラチナの原材料の高騰が続けば、世界的に価格も上げざるを得ないことでしょう。

それは、ヴァンクリーフに限らず、海外ブランドでは定期的に価格の見直しが行われています。

2022年ハイブランドの値上げ実績

・ショーメ(CHAUMET):2022年3月に約8〜9%の値上げ

・ブルガリ(BVLGARI):2022年4月に約6〜8%の値上げ

・カルティエ(Cartier);2022年5月に約5%の値上げ

・グラフ(GRAFF):2022年4月に約10%の値上げ

・ハリーウィンストン(Harry Winston):2022年5月に約10%の値上げ

・シャネル(CHANEL):2022年6月に約10%の値上げ

・タサキ(TASAKI):2022年6月に約8〜15%の値上げ

値上げの率は、商品によって異なりますが、いずれのブランドでもおよそ10%程度を値上げしました。

このように、定期的に値上がりを続けているハイブランドですので、2023年内にも値上げの可能性は否定できません。気になる商品に出会ったら、そのタイミングで購入をするのが、実は最も安く買物をする事だとも言えます。

必ずしもマイナスとはいえない値上げ

欲しかったジュエリーが値上げされ、気付いたら手の届かないお値段になってしまったという経験をされた方がいらっしゃると思います。そんな時は、発想の転換でポジティヴに考えてみませんか。

というのも、定価が高騰するということは、買取相場も上昇するからです。2000年代初頭の定価と今の定価を比較した場合、多くの製品が2倍程度の価格が上がっていました。筆者の経験ですが、購入してから20年後に買取店で売却をしたら、ほぼ当時の購入価格で買取してもらえたのです。つまり、結果的にブランドジュエリーそのものが値下がりしない資産になっていたのです。

値上げ前の駆け込み需要

値上げ直前にヴァンクリーフ&アーペルの各店の様子を覗きましたが、値上げ前の駆け込み需要により入店の行列ができていました。

かつてハイブランドの店舗で勤めていた私の経験上、値上げ施行日の3日前くらいからは店内が慌ただしくなるイメージです。

品薄の理由 

コロナ明けの世界経済が活発になるにつれて、需要と供給が追いつかないのが考えられます。コロナ禍によってジュエリーを製造するアトリエが閉鎖してしまい、かつてのような生産数が追いつかないという事もあるようです。

さらにダイヤモンドを初めとする宝石や、ジュエリーに欠かせない素材の金やプラチナの素材が高騰しています。価格の高騰が意味するのは、稀少性が高いことを意味します。厳選されたトップクラスの宝石のみを使用するハイブランドのジュエリーは、更に稀少価値が上がる可能性があるでしょう。

ヴァンクリーフ&アーペルを買取業者に高く売るには

不要になったヴァンクリーフ&アーペルの指輪だとしても高く売りたいですよね。金やプラチナの素材ごとに相場が異なりますが、査定を行う際に重視するポイントは一般的な宝石・ジュエリーを査定する際と同じ条件です。

付属品一式を揃える

ブランドジュエリーの付属品には専用箱と証明書があります。本来あるはずの付属品が揃っていないと高値が望めません。鑑別書も貰っているのであれば、より正確な査定が望めます。査定の際には一緒に見てもらいましょう。

複数の業者に査定をしてもらい金額を比較する

宝石・ジュエリーを売る際には必ず複数の業者に見てもらうようにしましょう。1社のみでは高いのか安いのかが分かりません。また、2~3社では相場が分かる程度です。理想は5社以上で比較です。5社以上の買取り価格を比較すれば相場の上限がイメージできます。時間と労力を費やしますが最も高い金額に辿り着くことができます。高く売りたい人は実行してみてください。

まとめて売る

長期でご使用されていないジュエリーがあればまとめて売却をしましょう。複数のジュエリーは、単品で売却をするよりも買取り交渉がしやすくなります。

資格保有者が在籍する店舗で見てもらう

買取り専門店には宝石の鑑定士が在籍する店舗が存在します。世界的な権威の一つであるGIA(米国宝石学会)G.G.が有名です。G.G.資格保有者なら適切な査定をしてくれます。損でもなく得でもなく、適正な査定を希望するのでしたら鑑定士の資格を保有する者に見てもらいましょう。

金額を比較するなら一括査定がおすすめ

複数の業者に見てもらいたいけど時間がない。そもそも近所に5件以上の買取り店がない。GIA(米国宝石学会)G.G.資格保有者が在籍する店舗がない…。そんな悩みを一気に解決できるのは一括査定です。一括査定サービスには自分自身で複数の業者と交渉を行うタイプと仲介業者が窓口になって交渉もお任せするタイプの2種類あり、どちらも無料で利用できます。

自分で交渉を行う一括査定サービス

売りたい商品を一括査定サイトに商品画像を登録すると買取り業者から連絡が入る仕組みです。一度の登録で多くの業者へ個人情報が行き渡る不安がありますが、登録から価格交渉までをご自身で行いますので商品知識と交渉力に自信がある方におすすめです。ただし、10社から20社ほどの業者から連絡が入るため何度も同じ説明をするため応対の煩わしさを感じる方もいらっしゃいます。また、実物を拝見しないと確実な金額が出せないデメリットがあります。そのため正確な買取り金額を知りたい場合には店舗へ出向くか買取り業者に自宅まで来てもらう必要があり、時間に余裕がない方には不向きかもしれません。

仲介業者が窓口一つで交渉を完結する一括査定サービス

売りたい商品を一括査定会社へ商品を持参または配送をして、買取り業者が実物をみて査定金額を算出する仕組みです。お客様がやり取りするのは窓口となる仲介役だけなので複数の業者と対応する煩わしさを感じることがなく、個人情報が業者へ行き渡る心配もありません。価格交渉も仲介役が行いますので商品知識と交渉力は一般の方と比較にならないくらい長けています。唯一のデメリットは、時間がかかることです。確実な金額を算出するために実物をみる必要があり、複数の業者が査定を終えるまで数日が必要です。そのため換金をお急ぎの方には不向きかもしれませんが交渉力に不安がる方や高額で売りたい人にはおすすめのサービスです。

一括査定おすすめ業者

店舗に資格保有者が在籍して一括査定サービスを受けているのが「査定の名人」です。

査定の名人にはGIA(米国宝石学会)G.G.資格保有者が在籍し、10社の買取業者と買取りの交渉も行います。宝石学のプロフェッショナルがお客様に代わって交渉しますので、買い叩かれたりする心配がありません。買取り業者の査定担当者よりも知識が豊富なのでとても安心できます。また、査定の名人では宝石全般およびブランドバッグと時計も扱っているのでまとめて依頼できます。配送料や査定手数料も無料でお客様のご負担は一切ありません。詳しくは「査定の名人ホームページ」をご覧ください。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です