パネライのリセール

パネライといえばイタリアを代表する高級時計ブランドで、ケースサイズが大きいことが特徴の1つに挙げられます。このようなパネライのリセールバリューについて気になる人も多いことでしょう。パネライもシリーズやモデルにより、リセールバリューが大きく異なるため、シリーズやモデル別に分けて把握しておくことが大切です。

パネライのリセールバリュー

パネライのリセールバリューを、ルミノール、ラジオミール、サブマーシブルの3つのシリーズに分けて見ていきましょう。

ルミノール

まず最初にルミノールのリセールバリューについてですが、ケースサイズは42ミリ、44ミリで、特殊な機能が付いているモデル以外のものであれば、一般的に正規価格の40%~50%が買取相場となっています。パネライの場合、並行輸入品も流通しており、正規価格と比べて安く買える場合もあり、並行輸入品を正規価格よりも安く買っていた場合には、50%、60%とさらにリセールが高くなります。47ミリの大きなケースサイズモデル、定価が100万円を超えるような変わったモデルとなれば、定価の40%を割ってくる可能性も大いに考えられます。

ラジオミール

次にラジオミールのリセールバリューについてですが、モデルによりリセールバリューが大きく異なります。流通している数が少なくて人気のモデルであれば、正規価格の70%以上での買取が期待できるでしょう。定番のモデルは、正規価格の40%前半が相場です。ルミノールと同じようにケースサイズが大きいモデルとなると、リセールはやや落ちます。

サブマーシブル

サブマーシブルのリセールバリューとしては、ルミノールやラジオミールと比べた場合、中古市場での流通数が少ないので、リセールバリューはやや高めです。どれも正規価格の50%以上で買取可能な場合が多く、ほとんどのモデルは40%以上で売れています。もちろんモデルにより異なるものの、パネライの中でもサブマーシブルはややリセールが高いシリーズとわかるでしょう。

他ブランドと比較したリセールバリュ

このようにパネライのリセールについてその相場が分かりましたが、気になることとして他ブランドと比較リセールバリューがあります。パネライと同じように大きなケースが特徴的なブランドとしては、ウブロが挙げられます。またシンプルなシリーズとカジュアルなシリーズの両方を持っている時計ブランドIWCが挙げられます。このようなことからパネライとウブロのリセール比較、パネライとIWCのリセール比較などもしっかりと把握しておきましょう。

パネライとウブロのリセール比較

まず最初にパネライとウブロのリセール比較についてですが、比べるシリーズのモデルにより見方が大きく変わるものの、定番シリーズのビックバンシリーズを比較した場合、高いモデルで正規価格に対して50%を割るリセールなのに対し、パネライの場合には50%を超えて買取ができる定番モデルが多くあります。相場の変動があるため一概には言えないものの、パネライの方がリセールが高いです。

パネライとIWCのリセール比較

次にパネライとIWCのリセール比較についてですが、IWCも40%以上のリセールバリューを誇ります。中には50%を超えるモデルも多々あるほどです。この数字を見た場合には、パネライと同じ、もしくはややIWCの方が高いとも言えるでしょう。

パネライの売り時

このようなことからパネライの人気は非常に高いことがわかりましたが、パネライの売り時を見極めることにより、さらに高価買取が期待できることでしょう。買取価格が上昇するのは、円安の時です。円安傾向が続いている場合には、買取価格も上昇の見込みが高いことから、この時期を狙ってみると良いでしょう。円安傾向が続いている場合には、正規価格は値上げをされる傾向があります。この値上げが今後の買取相場にも大きく影響する可能性は大いに考えられます。

またパネライはすべてのモデルが軍用ダイバーズウォッチをベースにしていて、デザインに一貫性があるのが特徴です。このようなことからバリエーションも豊富な他のブランドと異なり、どれか1つのモデルが突出してパネライの人気になるケースは少ないです。特にルミノール、ラジオミールのモデルは安定した需要があります。

出来る限り高く売却したいと考えるのであれば、付属品は揃っているかどうかを確認しましょう。付属品が揃った状態に近いほど査定額が上がる傾向にあります。注意したい事は、パネライは他のブランドと比べると付属品が多いことが挙げられます。替えベルトが付属しているので、ベルト交換用の工具が付いているのが1つの特徴です。付属品をなくさないように十分に気をつけましょう。そしてケースに傷やぶつけてできたへこみ等がないかどうかです。傷の深さによっては外装仕上げでも消すことができないので、買取価格が大幅に下がってしまう可能性も考えられます。

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