婚約指輪の売却を考えた際、どの買取業者を選べば良いか迷ったことはありませんか?婚約指輪は、特に感情的な価値を持つアイテムですが、正しい選択肢を知ることで、適正な価格での売却が可能になります。本記事では、婚約指輪の売却を成功させるために必要な知識を詳しく解説します。買取業者の選び方、査定時に確認すべきポイントや注意点を網羅し、あなたの大切な指輪を最高額で売却するためのガイドとなる記事をお届けします。
婚約指輪を売るタイミング
相場をチェックする
婚約指輪の市場価値は、需要と供給によって変動します。そのため、売却前に現在の相場を確認することが重要です。特に、宝石や貴金属の価格は国際的な市場で影響を受けるため、プラチナやゴールドの価格変動も押さえておくと良いでしょう。
ボーナスシーズンや特定の時期に売却を検討
ボーナスシーズンや、クリスマス、結婚シーズンなど、ジュエリーの需要が高まる時期に売却すると、より高額で買取される可能性があります。
婚約指輪の査定に影響する要素
指輪の素材とデザイン
婚約指輪に使用されている素材(プラチナ、ゴールド、ダイヤモンドなど)やデザインが買取価格に影響します。特に、高品質なダイヤモンドは買取価格を大きく左右します。指輪のデザインがブランド品であれば、ブランド価値も加算されることが多いです。
ダイヤモンドの価値基準
婚約指輪に含まれるダイヤモンドの品質は、4C(カラット、カラー、クラリティ、カット)で決まります。これらの基準が高いほど、指輪の価値が高く評価されます。特に、カラット数が大きいダイヤモンドは、買取価格が高くなる傾向があります。
イニシャルの刻印が入っている婚約指輪
イニシャルや日付の刻印があっても指輪の買取りは可能です。買取り業者は、素材として買取る又は、指輪として買取るかの2通りで判断します。
買取り後に需要の見込みがなさそうな指輪
買取り後に再販売をしても需要の見込みがなさそうな指輪は、素材として買い取ります。1グラムあたりの相場×重量で計算されます。プラチナや金は素材としての価値があるので、刻印があっても買い取れるのです。 プラチナならプラチナ相場、金なら金相場があり、それぞれの品位によって相場が異なります。
買取り後に需要の見込みがある指輪
買い取り後に再販売をしても需要が見込める場合には指輪として査定をします。この条件に当てはまる指輪は、主に再販売をしても人気があるブランドジュエリーに多いです。ブランドジュエリーのメリットは素材以外の付加価値があり、デザインによって査定金額が異なります。
指輪の素材による買取り金額の変化
指輪に限らず宝飾品の素材として使用されている金やプラチナには、純金や純プラチナと呼ばれるK24やPT1000はあまり見かけません。なぜなら元々が柔らか過ぎるためです。仮に純金で一般的な幅の指輪を作成した場合、歪みや変形が簡単に生じてしまいます。ネックレスやブレスレット等のチェーンの場合は切れやすくなります。そのため元々の素材に別の金属を混ぜ合わせ、宝飾品として普段使いにも耐えられる硬さにし、皆さんが普段にも使える硬さを生み出しています。別の金属を配合した割合を純度で表したものが18金(K18 )やプラチナ900と表記されます。
ゴールド K18
日本では、金の純度は24分率で表しています。例えばK18は、18/24が純金で残りの6/24分が銀と銅です。つまり100分率で表すと純金が75%、銀と銅で25%です。
25%のうち銀と銅の割合の違いでイエローゴールドとピンクゴールドを作り分けています。銀が多いとイエローゴールド、銅が多いとピンクゴールドになります。
また、純金75%で、25%にニッケルや銀、パラジウム等の混合がK18WGホワイトゴールドです。製造元の会社やブランドによって25%にあたる混合物の中身が異なりますが、基本75%の純金には変わりません。
他にもK14やK9などは、K18と比較すると安価で購入できる製品に使われ人気があります。純金の割合がK14は58.3%、K9は37.5%であることからK18と比較して少ないため価格にも反映されています。逆の意味で、純金の割合が少ないものは、買取り時の金額も安くなります。
プラチナ PT950 PT900
婚約指輪や結婚指輪で人気なのがプラチナ製品です。
プラチナは1000分率で表記されています。、Pt900なら全体の90%、Pt950なら全体の95%にプラチナが使われていることを意味します。純プラチナは、純金同様に軟らかい性質があるため、宝飾品で普段使いするには向いていません。そのためジュエリーとして使用する際には、他の金属を混ぜて硬度を高めることが必要になり、パラジウムやルテニウムを使うことが多いです。
ダイヤモンドの買取相場は何で決まるのか
ダイヤモンドの買い取り額は4Cによって決まる
国際的に使用されているダイヤモンドの品質評価基準である4C。1950年代にG.I.A(米国宝石学会)が定めました。
ダイヤモンドの4Cとは
Carat(カラット・重さ)
Cut(カット・輝き)
Color(カラー・色)
Clarity(クラリティ・透明度)
の4つの要素の各頭文字を組みわせて“4C”と呼ばれ、この4Cの組み合わせがダイヤモンドの品質を決定します。
Carat(カラット・重さ)
カラットとは、ダイヤモンドの重量を表す単位です。サイズではないので、同じカラットでも表面を見ると直径が違うことがあります。カラットによって価格が大きく変動しますので、4Cの中で最も価格に影響を与える要素です。
Cut(カット・輝き)
ダイヤモンドを輝かせる上で最も大事な要素です。強く美しい輝きはカットの良し悪しが影響しています。カットの評価はラウンドブリリアントカットのダイヤモンドのみが対象です。
Color(カラー・色)
カラー評価の良いダイヤモンドは、無色透明であればあるほど高く評価されます。無色透明以外にもブラウンダイヤ、ピンクダイヤ、ブルーダイヤ、ブラックダイヤ等が存在し、それらはファンシーダイヤと呼ばれています。
Clarity(クラリティ・透明度)
ダイヤモンドに含まれる内包の位置や大きさが評価を左右します。何もないものほど高価で希少性が高いです。
4Cによってどのくらい買取金額は変わるのか?
買取相場にも4Cが用いられ、4Cの相関関係により金額が異なります。例えば0.50カラットのダイヤモンドと0.30カラットのダイヤモンドをお持ちだとします。0.50カラットでも他のグレードが最も低い位置に値するものと、0.30カラットで小さいけれどもカット、カラー、クラリティが最上位のグレードに値するものでは、小さいダイヤモンドの方が高く売れたりもします。買取相場は適宜に見直されており、お売りになれる時点でお伺いすると良いでしょう。
ブランドの種類による買取額の変化
婚約指輪の買取査定で、ダイヤモンドの品質とは別にブランドに付加価値があります。カルティエ、ティファニー、ハリーウィンストンといったジュエラーのブランドは勿論のこと、ファッションブランドでもシャネルジュエリーは人気があり、同品質のダイヤモンド製品と比較して高額査定が期待できます。ブランドの指輪であれば、再販売の需要が見込めるためです。ただし、刻印や深い傷の有無など通常の条件が基本的にあってのブランドネームの付加価値です。
指輪が入っている箱と証明書もブランドのオリジナルデザインなので、揃えて査定に出しましょう。付属品も綺麗な状態が好ましいですし製品が高額なものほど査定評価に影響します。
一般的にノンブランドのジュエリー製品の買い取り額は、購入価格の10%前後が目安です。しかしブランドジュエリーでは、購入価格の15%~25%程度の値段がつくこともあります。
買ったときは高かったのに売るときは購入価格の10分の1になるのが婚約指輪
婚約指輪と結婚指輪は、購入時の価格がファッションジュエリーよりも高めに設定されています。これは、地金や宝石としての価値の他にデザイン料が上乗せされ、更にブライダルジュエリーの雑誌掲載料やパンフレット等の広告費が通常のジュエリーに比べても多額のコストを投入しているという背景があります。
そして購入時は高かったのに、売却時は非常に安い金額になる事がほとんどです。なぜなら売却する瞬間、それは中古品になるからです。読み終えた本を古本屋へ持って行ったご経験はありませんか? 定価1,500円の本が150円になったり、旬が過ぎていたり保管状態が悪いと5円~10円程度、破れていたり汚れがあると0円というようなこともあります。一部のプレミアムが付いた本を除くとおおよそ購入価格の5%~10%程度で買取りされます。
実はジュエリーもそうなんです。元々の単価が高く、高級品の概念があり、更に普段から使う機会が無いので余計にその金額の差が目立つのですが、古本と同じく定価の10%程度で売却できます。しかしジュエリーの場合、汚れがあっても変形をしていても、デザインが古くても金・プラチナの素材に価値があるため0円ということはあり得ません。
再販売が見込めない役目を終えたジュエリーは、素材に戻してから別の形になって再利用されます。
再販売して需要が見込める製品は、新品仕上げをした後に別の人へ渡ります。
そこで視点を変えてみませんか。「ダイヤモンドを金属部分から外す工賃、金・プラチナを溶かすための燃料費と人件費用が購入価格の90%である」とか、「製品が欲しい人を探す手間と時間に対する人件費が購入価格の90%である」とそれぞれを売却時の手間賃として置き換えると少しは納得できるのではないでしょうか。
買い取り額を上げる方法
箱や鑑定書・付属品を捨てないで取っておく
ほとんどの婚約指輪には鑑定書が付いてきます。またブランドジュエリーの婚約指輪を購入すると専用箱とブランドの証明書も付いてきます。売却時の際でも本来あるはずの付属品が揃っていないと高額買取が望めません。査定を依頼する際には購入した際の付属品、箱や証明書も一緒に持って行くようにしましょう。
婚約指輪以外の物とまとめて売る
婚約指輪を売るだけでなく、他のジュエリーやブランドバッグ、時計などの不要品があれば単品で売却をするよりも買取り交渉がしやすくなります。傷は売却時にマイナス評価です。
複数の業者で査定をして比較をする
買い取り業者によって買取金額が異なります。たとえ不要になった婚約指輪でも複数の業者へ査定を依頼することが高く売るコツです。買取金額を比較するだけなので最も高値を提示した業者に買い取ってもらいましょう。理想は5社以上の比較です。時間と手間と時間がかかりますが、損をしないためにみ比較をすることは大事です。昨今では宅配査定が無料で利用できる業者もありますので近所のお店だけでは物足りない場合は利用してみましょう。
査定をするならどこがいいのか
結婚指輪や婚約指輪を買取してもらう際に悩むのが業者選びです。買取を行うお店は
①質屋
②リサイクルショップ
③買取専門店
といった業態が異なるものが各地にあり迷ってしまいますね。その中でも買取専門店の利用をおすすめします。
そもそも質屋は商品を預かり、その価値に見合ったお金を融資するという仕組みです。お金が返せない場合は、商品が質に流れて売りに出されます。買取専門店とは業態が異なり、近い将来の価値を予測した金額になるため安くなりがちで、時価で査定を行う買取専門店の方が高額買取を期待できます。
リサイクルショップは日用品から衣類や家具まで取り扱うジャンルの幅が広く、店舗内は販売品で商品が溢れています。そのため店舗スタッフも取り扱うジャンルに合わせて幅広い商品知識をお持ちですが、求められているのは接客に必要な最低限の知識です。つまりジュエリーの専門的な知識には十分とは言い切れず、適正な査定をされない可能性があります。
一方で買取専門店では、受付時の相場で査定金額を提示します。また、専門家が在籍する業者も存在します。サービス面では、コロナ禍で宅配査定の需要があり、多くの業者で対応しており、店頭買取でも、プライバシーに配慮している業者もあります。
どんな買取り店がいいのか
買取り店では、査定基準が独自で異なるため買取金額に違いがあります。
金・プラチナの相場も店舗よって異なります。買取時に評価されるのは、金・プラチナの素材としての価値が大部分を占めます。業者によってはメレダイヤやルビー等の色石を0円として査定する時もあります。中古市場の需要と供給のバランスもありますが、宝石の買取りが得意分野でない可能性も否定できません。
買取店の中には、宝石の質を見ることができず貴金属の素材のみを評価する店舗や査定に自信が持てない事からリスク回避のため低めの査定金額を提示する業者も存在しています。この場合、製品の価値を正しく見極めてくれるお店とスタッフを選ぶことが重要です。
例えば自動車を売りに出すとしたらどちらへ見積りを依頼しますか?多くの人が中古車ショップを思い浮かべます。中古車ショップは、自動車の知識があり市場の相場も知っている専門家といえます。ジュエリーも同様に考えることが大事です。つまりジュエリーの専門家がいる買取り店が安心できます。中でも世界的な資格としてGIA(米国宝石学会)G.G.が有名です。GIAは、各業者で研修を終了した者に与えられている社内鑑定士とは違って、公に認められている資格です。世界基準ですので適正な査定をしてもらえるでしょう。
複数の業者で比較する
婚約指輪を売る際には複数の業者に査定を依頼して金額を比較しましょう。1社の査定では相場に対して金額が高いのか安いのか判断がつかないです。2~3社に査定をしてもらえばおおよその相場が分かると思いますが、理想は5社以上で比較をすることです。5社以上の査定結果があれば相場の上限がイメージできます。少々面倒かもしれませんが、婚約指輪は元々が高額商品のため、売却時には最高金額の業者と最安金額の業者の差が数千円から数万の差が生じる事があります。損をしない意味でも比較をしましょう。
比較をするなら一括査定が便利
幾つかの業者に見てもらい比較をしたいけれど時間がない。自宅の近所に5件以上の買取り店がない。GIA(米国宝石学会)G.G.資格保有者が在籍する店舗を知らない…。そのような悩みを一手に解決してくれるのが一括査定です。一括査定サービスには2種類あり、どちらも無料で利用できます。
①お客様ご自身で各業者と交渉を行う
②仲介業者が窓口になって入金までの一連の流れをお任せする
一括査定おすすめ業者
店舗に資格保有者が在籍して一括査定サービスを受けているのが「査定の名人」です。
査定の名人にはGIA(米国宝石学会)G.G.資格保有者が在籍し、最大10社の買取業者と買取りの交渉を行います。宝石学のプロフェッショナルがお客様に代わって交渉しますので、買い叩かれたりする心配がありません。知識が豊富なのでとても安心できます。また、査定の名人では宝石全般およびブランドバッグと時計も扱っているのでまとめて依頼できます。配送料や査定手数料も無料でお客様のご負担は一切ありません。
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