ルビーを高額で売るためには複数の専門家に査定をしてもらうのが正解

ルビーが高額で売れる際の視点と評価

明るい炎がはじけるような輝きを発し続けるルビーの赤色は、情熱、官能などの形容がよく似合います。その美しさは、人々に崇敬の念を与え続けてきました。かつてのルビーは、魔除けや長寿の護符として、また時には秘薬としても大切に扱われていました。ルビーは現代でも稀少価値が高い宝石の一種ですが、全てのルビーが高値で取引されているという訳ではありません。ルビーを売却する際において、査定で重視されるポイントと高額で取引される条件はご存知でしょうか。ルビーの買取り金額は、買取業者によって異なります。鑑定士が在籍する業者があれば、色石には積極的ではない業者もいます。ルビーが少しでも高値で売れるよう予備知識をお伝えします。

ルビーの評価は色の濃淡と内包物、輝きを総合的に評価

購入時の価格が高かったという理由だけでは、お持ちのルビーが高く売れる理由にはなりません。ルビーの価値には、色や産地の違いが価格に大きく影響されます。売却する際にも同様の視点で見られます。

ルビーの色の評価

ルビーの色は、濃くなればなるほど高評価ですが、濃すぎて黒っぽくなればなるほど評価は下がります。理想は、鳩の血の色と言われており、最高級として称賛されるのがピジョン・ブラッドと呼ばれているミャンマー産のルビーです。鮮やかでいて深い赤色は鳩の血の色に似ているそうで、そこから命名されました。

ルビーの内包物の評価

内包物とは、宝石の内にあるものです。固体、液体、気体またはそれらが混ぜ合わさった物質のことで、これらの内包物には天然石で見られる特徴があり、それがあることによって天然石と認められる根拠にもなります。つまり、天然のルビーには内包物があって当然なのです。しかしながら、内包物が天然石の証になるものの、数が多すぎると輝きが鈍くなりがちで、内包物の位置や大きさによっても評価を大きく落とす要因にもなります。

産出国による品質の違い

産出量が減少傾向にあるルビー。近年では2カラット以下のものが多く、5カラット以上の高品質なルビーは滅多にありません。ルビーの主な産出国は、ミャンマー、タイ、スリランカ、ベトナム、カンボジアと東南アジアに集中し、近年ではアフリカ大陸の一部でも採取されています。これらの国々の中で最も良質なルビーが取れる国がミャンマーです。最高級のピジョン・ブラッドのルビーのほとんどはミャンマー産なのです。

ミャンマー産のルビー

色の濃度があり、かつ柔らかみのある赤色のミャンマー産ルビーは、大きく3つの特徴があります。一つ目は、内包物が少なく輝きが良いものの、色がピンクに近いもの。二つ目は、ピジョン・ブラッドよりも濃すぎてやや黒が強いもの。三つ目は、色がピジョン・ブラッド。しかし、ピジョン・ブラッドの色であっても、内包物が多く輝きが良くないものがほとんどです。つまり、色、内包物、輝きの3つの条件が揃う高評価のルビーはあまり採れません。内包物が少なくて輝きが良いピジョン・ブラッドの色であれば稀少性が高く、たとえルビーの中でも小サイズになる2~3カラットだとしても、サイズが大きいが条件が揃わないルビーよりも高額で買取りされる事もあります。

タイ産のルビー

輝きがあるが、透明度がやや黒がかった赤色が特徴です。その色の特徴から牛の血を形容し、ビーフブラッドとも呼ばれています。また、タイ産ルビーのなかには、黒みを取り除くためにエンハンスメントと呼ばれる加熱処理をするものもあります。加熱処理は、元々の

地色を活かすための処理で、宝石の中では一般的な処理方法のうちの一つですが、良質の非加熱ルビーと比較すると評価は劣ってしまいます。ピジョン・ブラッドと比較すると価値は半分に満たない物もあります。

スリランカ産のルビー

明るい色が特徴のスリランカ産ルビー。明度と彩度が明るいためチェリー・ピンクとも呼ばれています。そのためルビーになれきれない赤はピンクサファイアとされてしまうものも採取されます。高評価のルビーが産出されることは少ないです。

ルビーの稀少性

産出され採れたルビーのほとんどで内包物やひび割れがあります。ある鉱山で採れたルビーのうち宝飾品向けに利用されるものは、全産出量の100分の1程度しかありません。その中から日本に輸出されるルビーは、さらに100分の1の確率です。しかも、これらのルビーのほとんどが最高品質ではありません。最高品質のルビーに出会うには、ここから10000分の1にまで確率が下がります。それだけルビーの稀少性が高いと言えそうですが、高額で買取りされるのはごく一部の品質が高水準なものです。前述の通り、流通しているルビーの多くには内包物が含まれ、色が濃かったり明るかったりするので高額で買取りされることはありません。また、3カラットに満たないルビーの買取りには、中古市場でも需要が低いために一般的なジュエリーの買取基準で言われている「購入時の価格から10分の1以下」に落ち着くことが多いです。

ルビーはフリマアプリよりも買い取り業者の方が適正な金額で売れやすい

昨今ではネットオークションやフリマアプリサービスが充実しており、買取店やリサイクルショップへ持って行かなくても品物を売り買いでき、ルビーも個人で売ることは可能です。では、買い取り業者とフリマアプリでは、どちらを利用するのが良いのか。結論から言うと買い取り業者に査定をしてもらうのが最も良いでしょう。なぜなら、ヤフオクやフリマアプリでは色や品質の確認は、画面を通じて行わなければなりません。画面を介して査定をすることは、専門家でさえもピンポイントな金額を伝えるのは困難で正確な判断ができません。また、ルビーの鑑別書があってもダイヤモンドのようなグレードの基準がないため指標となるものが存在しないのでルビーをヤフオクやフリマアプリ等を介して高額で売るのは非常に困難です。 一方で、買い取り業者に見てもらうと実物を拝見できるので、ピンポイントで適正な金額で提示してもらえます。最近ではLINE査定でお手軽に査定を申し込みできますが、やはり画面越しで査定をするので、○○円~○○円というような金額の幅で伝えるのが慣例となっています。ご近所に買取専門店がなくても、ほとんどの買取業者では宅配査定サービスを行っていますので、外出をすることなく確実な査定での買取りが可能です。

ルビーを買取業者に高く売るには

不要になったルビーだとしても高く売りたいですよね。金やプラチナの素材ごとに相場が異なりますが、買取業者が査定を行う際に重視するポイントは、一般的な宝石・ジュエリーを査定する際と同じ条件です。

付属品一式を揃える

ブランドジュエリーの付属品には専用箱と証明書があります。本来あるはずの付属品が揃っていないと高値が望めません。鑑別書も貰っているのであれば、より正確な査定が望めます。査定の際には一緒に見てもらいましょう。

複数の業者に査定をしてもらい金額を比較する

宝石・ジュエリーを売る際には必ず複数の業者に見てもらうようにしましょう。1社のみでは高いのか安いのかが分かりません。また、2~3社では相場が分かる程度です。理想は5社以上で比較です。5社以上の買取り価格を比較すれば相場の上限がイメージできます。時間と労力を費やしますが最も高い金額に辿り着くことができます。高く売りたい人は実行してみてください。

まとめて売る

長期でご使用されていないジュエリーがあればまとめて売却をしましょう。複数のジュエリーは、単品で売却をするよりも買取り交渉がしやすくなります。

資格保有者が在籍する店舗で見てもらう

買取り専門店には宝石の鑑定士が在籍する店舗が存在します。世界的な権威の一つであるGIA(米国宝石学会)G.G.が有名です。G.G.資格保有者なら適切な査定をしてくれます。損でもなく得でもなく、適正な査定を希望するのでしたら鑑定士の資格を保有する者に見てもらいましょう。

金額を比較するなら一括査定がおすすめ

複数の業者に見てもらいたいけど時間がない。そもそも近所に5件以上の買取り店がない。GIA(米国宝石学会)G.G.資格保有者が在籍する店舗がない…。そんな悩みを一気に解決できるのは一括査定です。一括査定サービスには自分自身で複数の業者と交渉を行うタイプと仲介業者が窓口になって交渉もお任せするタイプの2種類あり、どちらも無料で利用できます。

自分で交渉を行う一括査定サービス

売りたい商品を一括査定サイトに商品画像を登録すると買取り業者から連絡が入る仕組みです。一度の登録で多くの業者へ個人情報が行き渡る不安がありますが、登録から価格交渉までをご自身で行いますので商品知識と交渉力に自信がある方におすすめです。ただし、10社から20社ほどの業者から連絡が入るため何度も同じ説明をするため応対の煩わしさを感じる方もいらっしゃいます。また、実物を拝見しないと確実な金額が出せないデメリットがあります。そのため正確な買取り金額を知りたい場合には店舗へ出向くか買取り業者に自宅まで来てもらう必要があり、時間に余裕がない方には不向きかもしれません。

仲介業者が窓口一つで交渉を完結する一括査定サービス

売りたい商品を一括査定会社へ商品を持参または配送をして、買取り業者が実物をみて査定金額を算出する仕組みです。お客様がやり取りするのは窓口となる仲介役だけなので複数の業者と対応する煩わしさを感じることがなく、個人情報が業者へ行き渡る心配もありません。価格交渉も仲介役が行いますので商品知識と交渉力は一般の方と比較にならないくらい長けています。唯一のデメリットは、時間がかかることです。確実な金額を算出するために実物をみる必要があり、複数の業者が査定を終えるまで数日が必要です。そのため換金をお急ぎの方には不向きかもしれませんが交渉力に不安がる方や高額で売りたい人にはおすすめのサービスです。

一括査定おすすめ業者

店舗に資格保有者が在籍して一括査定サービスを受けているのが「査定の名人」です。

査定の名人にはGIA(米国宝石学会)G.G.資格保有者が在籍し、10社の買取業者と買取りの交渉も行います。宝石学のプロフェッショナルがお客様に代わって交渉しますので、買い叩かれたりする心配がありません。買取り業者の査定担当者よりも知識が豊富なのでとても安心できます。また、査定の名人では宝石全般およびブランドバッグと時計も扱っているのでまとめて依頼できます。配送料や査定手数料も無料でお客様のご負担は一切ありません。詳しくは「査定の名人ホームページ」をご覧ください。

その他の一括査定サービス

ご自身で交渉を行いたい方には【おいくら】がおすすめです。商品情報とお客様情報を登録して買取業者からの連絡を待つだけです。複数の業者から連絡が入る可能性がありますので、交渉に煩わしさを感じない方ならトライしてみても良いかもしれません。

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いずれも無料で利用出来る便利なサービスです。お客様のご都合に合わせて利用してみて下さい。

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