世の中にはたくさんの宝石がありますが、宝石の多くは高い金額で取引されています。アレキサンドライトなども、人々が欲しがるものの一つとして君臨しているわけですが、やはり美しさがその理由と言えるでしょう。アレキサンドライトがただの石であれば、どこにでもあるものになりますので金額が高くなる事はありません。
一方で、高い金額で販売されているという事は、それなりに希少価値があるといえます。つまり、金額が上がる根拠があるとすれば、まず一つに希少価値があることであり、二つ目に美しく多くの人が欲しがっていることが理由でしょう。この二つが揃っている宝石は、確実に値段が高くなります。ダイヤモンド以外でも、最近注目されているものの一つがアレキサンドライトと呼ばれる宝石になるわけです。
アレキサンドライトとは
アレキサンドライトとは、宝石の一緒ですが特定の地域でしか採掘されないことから希少価値が高まっているのが特徴かもしれません。具体的にロシアのウラル山脈と呼ばれるところがあります。ウラル山脈はどちらかと言えばヨーロッパ寄りに位置し、バイカル湖のような極東の方とは異なります。つまり日本から見ればイギリスのほうに向かっていくとウラル山脈があります。そこのウラル山脈で発見されたエメラルド鉱石の一つであり、当初はエメラルドと認識されていました。ところが、フタを開けてみるとこれはエメラルドとはまた違った輝きを見せることから、独自の宝石であると認識されるようになったわけです。
この宝石も人気がありますが、人気がある理由はまず特定の地域でしか算出されないことが考えられます。それこそウラル山脈の地域でしか再生されないことに加えて、何よりもいろいろな色に変色する効果があることです。
アレキサンドライトの変色効果
昼のエメラルド
アレキサンドライトの変色効果として有名なのは、例えば昼のエメラルドになります。これはどのような意味かと言えば、昼間の太陽の光を浴びることにより、エメラルドと同じような輝きが出せると言うことです。つまり昼間の時間帯であれば、エメラルドと同じような効果を得られるため、少なくともそれだけの価値があることがわかります。一方で、夜の時間帯はまた違った雰囲気を醸し出します。
夜のルビー
夜のルビーと言われているアレキサンドライトは、夜の時間帯になると昼間の光が当たる時間帯とは異なり、ルビーのような美しい光を出すわけです。つまり最初のうちはエメラルドと言われていましたが、昼間見るとエメラルドだったためそのように認識された可能性が高いといえます。夜見てみると、エメラルドとは全く違ったルビーのような輝きがあり、宝石屋ではお客様との商談中にアレキサンドライトへペンライトを当てて赤色に変色へ変色させ色の変化具合を見せています。
名前の由来
名前の由来が気になるところですが、ロシアの皇太子の誕生日と同じ日に発見されたため、そのような皇太子と同じ名前がつけられています。12歳の誕生日と言うことで、まだ子供だったわけですが今生きていれば150歳を超えているでしょう。
天然アレキサンドライトの特徴
天然アレキサンドライトの特徴は、前述した通り昼間と夜では見え方が異なることです。今の時代であれば、夜でも昼間と同じだけの光を当てることができるため、結果的にエメラルドのように見せることも可能です。宝石の中でも、このように二面性のあるものは非常に少なく、それも希少価値の理由の一つと言えるかもしれません。
6月の誕生石
アレキサンドライトは、6月の誕生石として知られており、これを6月生まれの人に渡すと喜ばれる可能性があります。ただ、この商品自体はそれほど安いものではありません。それなりの金額がしますので、注意しなければならないところです。普段は黒く輝いているこの商品ですが、カラットによって金額が異なるのはダイヤモンドと同様です。
例えば小さいもので言えば、0.2キャラットなどがありますが50,000円以上で販売されている傾向があるわけです。それ以下のものはなかなかありませんので、注意しなければいけません。ただし、輝き方やその透き通り具合などによって、もう少し安くなるケースもあります。あまり質が良いものでなければ、500円未満で取引されていますが、人にプレゼントするものがその程度の金額では少し失礼かもしれません。
一般的には0.2カラットのものでもAランクと呼ばれる上から2番目のレベルのものでも手渡してあげると喜ばれるでしょう。もちろんSランクと呼ばれる最上級のランクの頂点にあたるものであれば最高かもしれませんが、それなりに出費があるためよほど親しい人でない限りSランクのものをプレゼントとして送るのは憚られるところです。
アレキサンドライトの産地
ブラジル産のものもあり、ロシア産のものと大きな違いはありません。かつてはロシアで産出されていたのですが、最近はブラジルでも採掘されていることから、昔よりも若干価値が落ちたと言われています。とは言え、希少な宝石であることには間違いないため、それなりに魅力的な商品であることは変わりなく、いつの時代になってもアレキサンドライトの価値は高いです。ちなみに3.0キャラットであれば、Aランクのものであれば1,000,000円以上の金額がします。ご購入される際は、しっかりと下調べをしておくことが良いでしょう。
アレキサンドライトを買取業者に高く売るには
不要になったアレキサンドライトの指輪だとしても高く売りたいですよね。金やプラチナの素材ごとに相場が異なりますが、査定を行う際に重視するポイントは一般的な宝石・ジュエリーを査定する際と同じ条件です。
付属品一式を揃える
ブランドジュエリーの付属品には専用箱と証明書があります。本来あるはずの付属品が揃っていないと高値が望めません。鑑別書も貰っているのであれば、より正確な査定が望めます。査定の際には一緒に見てもらいましょう。
複数の業者に査定をしてもらい金額を比較する
宝石・ジュエリーを売る際には必ず複数の業者に見てもらうようにしましょう。１社のみでは高いのか安いのかが分かりません。また、２～３社では相場が分かる程度です。理想は５社以上で比較です。5社以上の買取り価格を比較すれば相場の上限がイメージできます。時間と労力を費やしますが最も高い金額に辿り着くことができます。高く売りたい人は実行してみてください。
まとめて売る
長期でご使用されていないジュエリーがあればまとめて売却をしましょう。複数のジュエリーは、単品で売却をするよりも買取り交渉がしやすくなります。
資格保有者が在籍する店舗で見てもらう
買取り専門店には宝石の鑑定士が在籍する店舗が存在します。世界的な権威の一つであるGIA（米国宝石学会）G.G.が有名です。G.G.資格保有者なら適切な査定をしてくれます。損でもなく得でもなく、適正な査定を希望するのでしたら鑑定士の資格を保有する者に見てもらいましょう。
金額を比較するなら一括査定がおすすめ
複数の業者に見てもらいたいけど時間がない。そもそも近所に5件以上の買取り店がない。GIA（米国宝石学会）G.G.資格保有者が在籍する店舗がない…。そんな悩みを一気に解決できるのは一括査定です。一括査定サービスには自分自身で複数の業者と交渉を行うタイプと仲介業者が窓口になって交渉もお任せするタイプの２種類あり、どちらも無料で利用できます。
自分で交渉を行う一括査定サービス
売りたい商品を一括査定サイトに商品画像を登録すると買取り業者から連絡が入る仕組みです。一度の登録で多くの業者へ個人情報が行き渡る不安がありますが、登録から価格交渉までをご自身で行いますので商品知識と交渉力に自信がある方におすすめです。ただし、10社から20社ほどの業者から連絡が入るため何度も同じ説明をするため応対の煩わしさを感じる方もいらっしゃいます。また、実物を拝見しないと確実な金額が出せないデメリットがあります。そのため正確な買取り金額を知りたい場合には店舗へ出向くか買取り業者に自宅まで来てもらう必要があり、時間に余裕がない方には不向きかもしれません。
仲介業者が窓口一つで交渉を完結する一括査定サービス
売りたい商品を一括査定会社へ商品を持参または配送をして、買取り業者が実物をみて査定金額を算出する仕組みです。お客様がやり取りするのは窓口となる仲介役だけなので複数の業者と対応する煩わしさを感じることがなく、個人情報が業者へ行き渡る心配もありません。価格交渉も仲介役が行いますので商品知識と交渉力は一般の方と比較にならないくらい長けています。唯一のデメリットは、時間がかかることです。確実な金額を算出するために実物をみる必要があり、複数の業者が査定を終えるまで数日が必要です。そのため換金をお急ぎの方には不向きかもしれませんが交渉力に不安がる方や高額で売りたい人にはおすすめのサービスです。
一括査定おすすめ業者
店舗に資格保有者が在籍して一括査定サービスを受けているのが「査定の名人」です。
査定の名人にはGIA（米国宝石学会）G.G.資格保有者が在籍し、10社の買取業者と買取りの交渉も行います。宝石学のプロフェッショナルがお客様に代わって交渉しますので、買い叩かれたりする心配がありません。買取り業者の査定担当者よりも知識が豊富なのでとても安心できます。また、査定の名人では宝石全般およびブランドバッグと時計も扱っているのでまとめて依頼できます。配送料や査定手数料も無料でお客様のご負担は一切ありません。詳しくは「査定の名人ホームページ」をご覧ください。
